睡眠は、一日7時間寝るとすれば、人生の約3分の1は睡眠に費やされることになります。
睡眠は、それだけ大切と言うことも言えます。
睡眠は、脳と身体の疲労を回復させる働きがあるのです。
そのために睡眠不足は、脳と身体を回復させる時間が足りず、吐き気やめまい、そして頭痛などを引き起こします。
睡眠不足は心と体の疲労回復を妨げる
質のよい睡眠がとれないと、朝の目覚めがスッキリとすることはなく、質が悪い眠りだと、何時間寝ても寝足りないという状況になります。
質が悪い睡眠というのは、ノンレム睡眠が短い睡眠のことを言います。
人間の睡眠は、眠りが浅いレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠が約90分周期で繰り返されます。
質が悪い睡眠は、深い眠りのノンレム睡眠が短い睡眠のことを言います。
それというのも、脳の回復は、ノンレム睡眠の時のみ行われるからです。
質が悪い睡眠だと、脳の回復が足りずに一日中ボーットしていたり、集中力の低下や記憶力の低下など、脳の働きが低下します。
さらにレム睡眠ばかりの睡眠だと、身体の回復にも影響があり、ホルモンバランスを欠いたり、自律神経が正常に機能せずに、日中の活動にも悪影響が生じます。
睡眠不足による頭痛
頭痛の原因や種類にはさまざまあります。
- 一般的に起こる頭痛で、慢性的な偏頭痛から、血圧や神経痛、肩こり、心因性やストレスなどによる頭痛です。
- くも膜下出血や髄膜炎などのような重篤な疾患のサインとしての頭痛という物があります。この場合、命の危険がありますので要注意です。
- 自律神経の乱れから、睡眠不足が頭痛の原因になることがあります。
この中で睡眠不足による頭痛の原因は血行が滞り、脳に必要な栄養や酸素が不足することから起きます。
睡眠不足は脳細胞に対しても、身体の細胞に対してもよくないのです。
睡眠不足の状態で無理矢理に身体を動かすと、脳は細胞を壊されないように、脳が防御反応を起こします。
このときに、脳の血管が収縮して血流を少なくし、その結果として頭痛が起きるのです。
睡眠不足による吐き気
睡眠不足による吐き気は、睡眠不足で免疫力が低下することで引き起こされると言われています。
免疫力が低下すると、吐き気の他にイライラ、食欲不振、ホルモンバランスや自律神経の乱れにつながります。
さらに、思考力の低下や、肺炎やがんなどのリスクを高め、身体のあちこちに不調が生じます。
睡眠不足による免疫力の低下を食い止めるには、質のよい睡眠をしっかりととって、脳と身体の回復をすることに限ります。
よい睡眠をとるポイント
次に質の良い睡眠をとるポイントを挙げます。
- 眠くなったならば有無を言わずに寝床に入る
- 寝室の環境を整える
- 起きる時間を一定にする
- 夕食は寝る3時間前までに済ませる
- 眠る1時間前に、ぬるめのお風呂に入る
- カフェインやアルコールなどは飲まない
- ストレッチで、全身をほぐす
- 昼寝など仮眠をとる
- パジャマなどは、肌触りがよく汗の吸湿性がよい自分に合った物にする
- 寝室は暗くする
- 音楽を聴くのは寝る前までにする
- 枕を見直す
- 寝る前に強い光を浴びることは控える
- 夜はきつい運動は避ける
以上の点を気をつけると快眠がとれます。
睡眠不足による頭痛と吐き気の解消法のまとめ
睡眠不足による頭痛や吐き気は、脳の防御反応によるものと、免疫力の低下によるもので、睡眠不足を続けていると、脳と身体は疲労困憊になり、頭痛や吐き気がひどくなるばかりでなく、例えば睡眠不足症候群や、がんなどの大病を誘引する原因となります。
睡眠不足で頭痛や吐き気が起きているのであれば、それは心身が悲鳴を上げているということですので、質のよい睡眠をしっかりととってください。
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